今回からは、『ツキクラ』のメンバーとして活動したり、11月にリリース予定のゲーム『REALIVE!~帝都神楽舞隊~』(瀬乃崎宗)に出演する松岡一平を特集!
今回は「声優の仕事」にスポットを当てて、ときに真剣に、ときに楽しく話してもらいました!
松岡一平(まつおか いっぺい)
声優を目指したきっかけは何ですか?

小学校の国語の授業で、音読の時間ってあるじゃないですか。
周りのみんなは恥ずかしがっていたんですけど、僕はあれが大好きで。
読むとみんなが自分に注目する感覚がすごく好きだったんです。
読むことと、人にそれを見てもらうっていうことの両方が好きだっていう気持ちが一気に芽生えました。
それと世代的にデジモンとかのアニメが大好きでした。
でもそこでアニメにドハマりしたわけではなかったんです。
中学に入ったくらいのとき、ちょうどいろんな声優さんたちのラジオ番組が多い時期でした。
そんなときに『集まれ昌鹿野編集部』っていう小野坂昌也さんと鹿野優以さんのラジオを聴いたらめちゃくちゃ面白くて、調べてみたら声優さんのラジオだって知ったんです。

もともとアニメも好きだったし、人前で自分が何か読むのを見てもらったり聞いてもらったりすることも好きだったんで、そこでラジオをきっかけに、今まで好きだったものが全部繋がって、一気に「(声優に)なりたい」って思いましたね。
イベントもやってる、ラジオもやってる、歌も歌ってる、お芝居もできる、しかも目立てる。
好きなこと全部できるじゃん! って。
そこからはもう「なりたいなりたい」って言ってました。
今からちょっとずつ匂わしとこう、って。多分子供の頃から姑息なんですよね(笑)。
変わったら変わったで「変わったわ」って言えばいいやと思って。
でもずっと言ってたから、反対らしい反対はありませんでした。
親から反対された記憶がないですし、一緒に専門学校の体験説明会も行ってくれました。
だから作戦成功、大成功(笑)。

声優になってよかったと思うのはどんなときですか?
僕は最初に『ツキクラ』っていうコンテンツに出演させてもらったんです。
アニメやゲームで声優としてのお仕事もしつつ、キャスト本人が人前に出てパフォーマンスもするっていう、まさに自分がやりたかった! っていうことができて、すごく嬉しいなって思いました。
あとは、お手紙をもらったとき。
自分のお芝居や声を聞いて「受験勉強を頑張ろうって思いました」とか書かれたお手紙をもらって、ちょっと経ってからまたお手紙が来て、「受験に受かりました」とか……。
自分がやったことがモチベーションになって、頑張れました、結果が出ましたっていうのを聞くとすごく嬉しいです。
聴いてくれる人や見てくれる人がいないと成立しない仕事なので、「元気が出ました」とか「応援してます」とか、そうやって直接聴いて感じたことを伝えてもらったときは、「やっててよかったな」って思います。
自分が好きなことで人の助けになれるなんて、すごく幸せだなって思いますね。

仕事をする上でのコダワリやモットーを教えてください
僕が専門学校の時からずっと言ってるのが、「楽しむ」っていうことです。
どうしても辛さの方が勝ってるな、楽しいって思えないなって思うときもあります。
でも楽しんでいる人って、見ていて分かるし、やっぱり楽しんでいる人の方がうまいというか、絶対勝てないなって自分で思うんです。
だからどんなときでも何か1個、自分の中で面白ポイントを見つけています。
仕事をただこなすのがすごく嫌で、そう思ってやるくらいだったらやらない方がいいなって思うので、「楽しむ」がモットーですね。
楽しんでいるときの方がうまくいくし、届くものも多いし、もっといろんなことをやりたいなって気持ちも強くなりました。
だから「楽しむ」っていうのは一番大事にしています。

インタビュー中も撮影中も常に明るく、本当に「楽しむ」ことを体現してくれていました!
次回は好きなこと・ものにまつわる質問を中心にお届け。インタビューの中ではお仕事の裏話もちょっぴり飛び出しました!
次回もぜひお楽しみに。

