『Tokyo 7th シスターズ』に雲巻モナカ役として出演、ユニット『七花少女(ななばなおとめ)』としても活動する桜木アミサの特集を、3週にわたってお届けしてきました。
最終週となる今回は、季節にまつわる話や、「これから」のことを中心に語ってもらいました。


桜木アミサ(さくらぎ あみさ)
桜木さんにとって「夏といえば!」というものがあれば教えてください
阿波踊りかな。
私、徳島出身で、実家帰ったりしたときに、阿波踊り見に行くと、やっぱりすごいなー! って思います。
「徳島といえばこれです」って推せるもののひとつだから、阿波踊りっていうのを、自分の中でも大切な、ちょっと自慢できるものみたいに思っているところがきっとあると思うんです。
阿波踊りとか、花火大会とか、お祭りを見に行くのが夏にやりたいことですね。
阿波踊りはたくさんの人が一緒になって踊るので、すごい迫力ですね。
声を出しながら踊るので、その活気と、皆さんの元気がじゅわ〜っと溢れてるお祭りです。
私自身は踊れないんですけど。
物心がついたときには高知県にいて、よさこい踊りを踊ってた記憶はあるんですけどね(笑)。
だから阿波踊りは私自身も結構大きくなってから体感したものだったので、余計に「あっ、これが阿波踊りなんだ」っていう衝撃が大きかったのかな。

趣味・特技として挙げられている弓道はどんなきっかけで始められましたか?
それはですね、高校の部活動で始めたんですよ〜。
友達に「弓道やらん?」って言われて、私のお母さんも弓道をやってたので、「あっ、いいかも」って思って、一緒に始めたのがきっかけです。
弓道を始めたときに、私めっちゃくちゃ力がなかったんです。
弓によって……弓道だと弓が重いとか軽いとか言うんですけど、固くて引きにくいのと、柔らかくて引きやすいのがあるんです。
固いとそれだけしっかり張られてるので、矢がまっすぐピュンって飛ぶようになってて。
その方が狙いをつけやすいから、できるだけ固い弓を引けた方が良いんです。
柔らかい弓だと、飛んでいく力がちょっと弱いので、矢を山なりに、遠くに飛ばすように狙う必要があって、当たりがちょっとつけづらいんです。
でも私、一番軽い、柔らかい弓も引けなくて、「先輩! 引けませ〜ん!」って言ってたんですよ。
それで最初は、ゴム弓っていう、引く力を鍛えるための道具をずっと引く日々でした。
1年生の頃はそれをずっと引いて引いて引いて、二の腕の後ろの筋肉を、弓を引けるようになるところまで鍛えました。
それでもやってるときは楽しかったです。

普段使わない筋肉なんですよ、二の腕の後ろって。
物を上にあげるとかしない限り使わないところだから、東京に来てからあっという間にぷるんって戻っちゃって(笑)。
もう筋肉が見る影もなしって感じになってしまいました。
鍛えられてたときは、Tシャツの余り具合が右と左で違ってました。
左腕に比べて、右腕は筋肉が鍛えられてちょっと太かったので。
それが今やぷにぷに(笑)。
ぷにぷにになっちゃったから、今、もしかしたら弓をまた引けなくなってしまってるのかもしれないです。
また鍛えるところから始めないと(笑)。
でももしかしたら感覚を覚えてると、力がなくても引けるのかな?
どうなんでしょう。
新たに挑戦してみたいことがあれば教えてください
現実にできるかは別として、人生のうちにやってみたいのは、髪を染めるとか、海外旅行とか。
国内に閉じこもっちゃってるので(笑)。
ヨーロッパの世界遺産を巡りたいな、という気持ちはあるんですけど、まずは行きやすいっていうハワイとか、台湾とか、韓国あたりかな。
行き慣れて、いろんなところに行ってみたいなって思います。
今のところは予定はないんですけどね。
やっぱり海外旅行に行くには準備と計画が必要ですよね。
パスポート取るのと、その日程はお休みにしてもらうっていうのと、いろんな計画を立てないといけないから、なかなか「行こう!」って腰が上がらないんですけど、行ってみたいですね。

今後の、声優としての目標を教えてください
常にですけど、気持ちをいっぱい、今よりもっともっと伝えられるようになること。
やっぱり自分が気持ちを込めても、見てくれてる人とか聴いてくれてる人に、伝わってるのか。
私だとまだまだだと思うので、そこをもっともっと感情豊かに伝えられるように、もっと「気持ちを込める」っていうことを上手になりたいです。
あと声優さんも最近イベントだったり、ラジオだったり、こうやって取材とかしていただいたり、喋る機会っていうのも少なからずあるので、そういうときにやっぱりお話上手になりたい(笑)。
結構コミュニケーション下手なところがあるので、楽しく、面白く喋れるようになりたいって思います。
本日撮影した写真の中から、お気に入りの1枚を教えてください!

選んだ理由は何だろう……直感かもしれません(笑)。
最後に、これを読んでいる皆さんにメッセージをお願いします!
じゃあまずは文字なので(笑)、ここまで読んでくださってありがとうございます。
文字を読むのも大変だと思うので、目を通してくださったのが嬉しいなと思います。
多分載るときには『ナナシス(Tokyo 7th シスターズ)』のライブが終わってるかな? と思うんですけど、見に来てくださった方、私はちゃんとできていたでしょうか?
すぐ頭が真っ白になって、自分の名前も一瞬分かんなくなるくらい緊張しちゃうので、それをすごく心配してます。
ちゃんと喋れるのかとか、歌を間違えないかとか、ちゃんと踊れるかとか、心配なことがいっぱいあるんですけど、皆さんに楽しんでもらえるようにしっかり、緊張しても大丈夫だと言えるくらい、今、一生懸命頑張ってます。
無事に終わっているといいなぁ、皆さんが「楽しかった」って思ってくれてるといいなぁって思います。

あと、これが載るのがEARLY WING GROUPのWebマガジンということで、もしかしたらこれから声優になりたいっていう方も読んでくださってるかもしれないですよね。
私、声優になって一番大変だなって思ったのが、風邪を引けないことだって思っていて。
今まで、お仕事のときに風邪を引いて大変だったことが何度かあって、それがいつまでも後悔というか、「あのときもっと気をつけていればよかった」って、悲しい出来事としてずっと刻まれてしまっているんです。
本当に風邪を引かないっていうのが大事なので、私、一時期漢方をすごく調べたんですよ。
とにかく、ちょっと頭が痛いとか、ちょっと寒気がするとか、ちょっと喉がチクチクするとか、そういう予兆の段階で、合った漢方を飲む。
買うだけで満足せずに、いつでも飲めるように携帯する。
ちゃんとした風邪になっちゃう前に予防するっていうのが本当に大事。
声優になったらみんな少なからずちょっとそういうお薬とか、のど飴とか詳しくなってくると思うんですけど(笑)、それをこれから声優を目指そうって思っている方も、後悔しないように、早いうちからちょっと調べてみて、自分に合ったものを選んでくれるといいなぁと思います(笑)。

写真にも現れているように、優しくふんわりした雰囲気をまとっている桜木アミサ。
その癒し系のオーラの奥に隠れた思慮深さや、努力家な一面もうかがえるインタビューとなりました。
これからも桜木アミサの応援をよろしくお願いいたします!