インタビュー

小笠原仁 インタビュー① ─ 「心からの演技は絶対にポリシーにしています」

今回登場するのは、『WAVE!!』(秋月ショウ)や、『俺たちマジ校デストロイ』(鈴城御由)などに出演する小笠原仁。声優を目指した理由や、仕事をする上でのモットーなど、たっぷりと話してもらいました!

小笠原仁(おがさわら じん)

小笠原仁 プロフィール

小笠原仁 Twitter

声優を目指したきっかけは何ですか?

きっかけは、船越英一郎さんと、小学生の頃に出会ったゲーム作品です。

厳密に言うと、役者を目指したきっかけが船越英一郎さん。声優になりたいって思った明確なきっかけが、あるノベルゲームに出会ったことですね。
友人のお兄さんがゲーム好きで、当時ゲームのゲの字も知らなかった僕に、スッと渡してくれたのがその作品でした。読むだけのゲームでこんなに面白いのか! って衝撃を受けましたね。高校に入ってアルバイトをするようになってからは他のタイトルも自分で購入するようになって、今に至ります。ずっと自分の中で頂点にある作品ですね。

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小学6年生の時に、ゲームセンターにあるリズムゲームにハマっていた時期があるんですよ。プレイできる曲のほとんどが知らないものばかりだったんですけど、好きなように遊んでいました。
その中で気になった曲が、あるアニメのエンディング曲でした。なんだろうこの曲、いい曲だな〜、好きだな〜、と思ってそのアニメを見始めたのが、オタクになったきっかけだったかもしれないです。……あ、でも幼なごころにアニメのヒロインに恋をしていたので、たぶんあの頃からオタクだったかも(笑)。母親が漫画好きだった影響もあるのかな、いつの間にか他の作品も好きになっていました。

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船越英一郎さんを知ったきっかけは……僕、おばあちゃん子だったんですよ。それでおばあちゃんと日中家にいることが多かったんです。テレビはおばあちゃんが独占していたので、必然的におばあちゃんが見ているものを見ていたんです。ご飯食べる時も何をする時も。おばあちゃんがずっと船越英一郎さんが主演の作品を見ていたから、僕も一緒に見ていて、毎回この人出てるな〜、すごい人なんだな〜、って思っているうちに、気がついたら好きになっていました(笑)。
中高生になってからは、船越さんの出演するドラマなどを自分から見るようになりました。気がついたらそろそろ自分の進路を決める時になっていて、「船越英一郎さんと共演したいな」と思うようになっていました。船越さんと同じところに立ってみたいっていう、うっすらとした思いを抱いていて、じゃあ自分のやりたいことは役者なのかなって。でも役者って言ってもどういう道を選ぼう? と考えていた時に、その頃にはもうしっかりオタクだったので、役者の表現方法としては『声』が今一番やりたいことなのかもしれないと思って、この道を選びました。

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声優になってよかったと思うことは何ですか?

ドラマや、舞台でもファンタジー系の作品はありますが、一番役の自由度が高くて、振り幅が大きいのはアニメじゃないかなって思います。現実にはない世界で戦ったりすることができますしね。
この振り幅に触れていられる声優っていう仕事は、とても贅沢だと思います。この世界で、楽しいなって思いながらずっと食べていけるのならば、これ以上自分の中で嬉しいことはないですね。
だからやっぱりこの選択をしてよかったなって思っています。

仕事をする上でのこだわりやモットーを教えてください

僕が養成所時代から、ずっと一貫して言われ続けていたことは「アニメの演技をしなさい」でした。
日本工学院八王子専門学校に通っていたんですけど、そこでは舞台演技をメインに教わるんです。基礎から舞台演技を学びました。でも、どうしても『アニメの演技』っていうのはまだ理解できていなかったと思います。
今お仕事をいただくようになって、徐々に「(アニメの演技が)出来てきたね」って言っていただけることも増えましたが、それと同時に舞台演技で得たことがおろそかになってしまわないかという不安もありました。

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『俺たちマジ校デストロイ』とか、『WAVE!!』とかで、僕が演じるキャラクターが、王子様系なんですよ。正直、現実世界にそういう人はいないじゃないですか。ああいう側面は自分の今までの人生にはなかったので、小笠原仁の、素の心からの演技とは違うやり方でやる必要があるのか? と悩みました。でも自分の心とか、素直な反応とかっていうのは、絶対に捨てちゃいけないなって気づいたんです。これを捨てたら、ただ甘い声を出しているだけのつまらないやつになっちゃう、って。やっぱり心の反応、心からの演技は絶対にポリシーにしています。捨てちゃいけないこだわりです。キャラクターを意識する演技と、自分がもともと持っている『心』からの演技のちょうどいい、ミックスされたところを、ずっとこれから先も、10年、20年、30年って追い求めていくのが、自分の中の指針、ポリシー、こだわり、になっていくだろうなと思っています。

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次回は好きな音楽やマイブームについて、よりじっくりとお話をうかがいます。お楽しみに!

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