先週からお届けしている小笠原仁のインタビュー。
2回目の今回は、よりプライベートな面に深く迫った記事をお届けします。
これを読めば、小笠原仁の人となりが見えてくる!?
小笠原仁(おがさわら じん)

好きな食べ物と、その理由を教えてください
ティラミスです!
でも焼きなすとかもめちゃめちゃ好きですし、ハヤシライスも好きです。
すべてひっくるめて、「君の中での頂点は?」って聞かれたらティラミスですね。
保育園に通っていた頃、毎日母が迎えにきてくれて、その帰りに何か食べ物を買ってくれたんですよ。
その中で印象に残っているのが、ティラミスか京樽の河童巻きなんです。
どこで買ってもらったティラミスなのかは覚えていないんですけど、自分が物心ついて、最初に食べたであろうスイーツがたぶんティラミスだったことは覚えています。
その思い出もあってか、「甘いものが食べたいな」って思ったらついティラミスを買っちゃいます。
コンビニとかでも普通に買えちゃうじゃないですか。
しかも美味しいですし。
前にコストコで馬鹿でかいティラミスを買ったこともあります。
ちなみにそれは3分の1で無理でした。
さすがに大きすぎて(笑)。
それでも飽きたことはないですね。
ティラミスの中にもいろんなバリエーションがあって、普通のティラミスも、抹茶ティラミスも……どれも好きです。甘いだけじゃなくて、ココアパウダーやコーヒーに浸かってるスポンジ部分には苦味があるのもいいんですよ。
こうして話してみると、やっぱりティラミスが一番です(笑)。

好きな場所と、その理由を教えてください
馬鹿と煙はなんとやらって言いますけど、高いところは好きですね(笑)。
ただ高所恐怖症なので、観覧車とか展望台とかは苦手です。
山とか丘とか、地球が足元にあるって感じられるところが好きですね。
あとは海が見えるところ。
前に『松岡・今井のRADIO N WING』でもお話したんですけど、夜の横浜・みなとみらいの赤レンガ倉庫付近が好きです。
目の前を見たら海なのに、後ろを見たら赤レンガ倉庫があって、奥を見たら街の喧騒があって……っていう雰囲気が好きですね。
それともう1つ、工業地帯が好きです。
スチームパンクなものがずっと好きなんですよ。
単車をミリタリーカラーで塗装していたり、傷塗装していたり、そういうのを見ると本当にたまらないですね。
神奈川にそういうスチームパンクな世界観が好きな人なら知らない人はいない、川崎工業地帯っていうところがあって、外から見るだけでも圧巻ですね。
めちゃめちゃ高い骨組みがぶわーっと繋がっているところが夜にはライトアップされて、すごく綺麗なんですよ。
ライトアップの中にちかちか光る赤いライトがあったりして、そういうのも大好きです。
カッケー! って思ってテンションが上がりますし、本当にずっと見ていられますね。
川崎工業地帯ってすぐ横に海があって、ロケーション的に最高なんです。
堤防みたいなところに座りながら川崎工業地帯を見ていて、ふっと目線をそらしたら海、みたいなのがもう本当にたまりませんね。
今話した熱量からしたら、工業地帯が一番好きかもしれないです(笑)。
でも、心安らげる場所って言ったら山から見る高いところとか、みなとみらいとかですね。
どの場所も、それぞれ違った理由で好きです。

好きな音楽やミュージシャンについて教えてください
いやー、これは語りだしたら朝になっちゃいますので、ほどほどにしておきます(笑)。
何が好きかと言われたらロックが好きです。
音楽って、音楽である時点でそれはもうすべてロックだと思っていて。
バラードでも、アイドルソングでも、心がこもっていて、それが相手に伝わればそれは全部ロックだなって思うんです。
「ロックだね」っていうのが僕の口癖なんですよ。
矢沢永吉さんかよっていう(笑)。
誰かが突拍子もないことをしていたり、ちょっと心動かされることがあったりすると、つい「ロックだね」って言っちゃうんですよ。
「お前、なんなんだよ!」ってすごい言われるんですけど、それくらいロックが好きです(笑)。
母親のお腹の中にいた頃から、B’zさんを聴いて育ちました。
お母さん、この人の曲ずっと聴いているなぁって思っていたんですが、気がついたら僕もB’zさんが好きになっていました。
僕の中のロックを形作ってくれたのはB’zさんで、僕の中の知見を広げてくれたのが、KING OF POP、マイケル・ジャクソンさんです。
この人の音楽に出会ったのは相当大きかったですね。
KING OF POPと呼ばれていますけど、彼の楽曲は他にもいろんなジャンルのものがあるんです。
もう余さず聴きましたね。
その影響なのか、いつの間にかどのジャンルの音楽に対しても抵抗感がなくなって、何でも好きになれるようになっていました。
一番感受性豊かな中高生の頃に、BUMP OF CHICKENさんを好きになったり、ONE OK ROCKさんのあのラウド感にハマったりしました。
その影響で、SPYAIRさんとかも好きになって、さらにそこからちょっと外れて、ガガガSPさん、サンボマスターさん、マキシマムザホルモンさんにハマり、だいぶ最初とは違った方向へ行きましたね。
でもその辺りで、あっ、ちょっと激しい音楽ばかり聴くのは疲れたなって思うようになって(笑)、サザンオールスターズさん、森山直太朗さん、平井堅さん、コブクロさんとかを通り、そうしたらまたラウド感のあるものを聴きたいなって思って、NICO Touches the Wallsさんとか、coldrainさんとか、ELLEGARDENさんとか……本当にバンドミュージックは何でも聴いていましたね。
ちなみに今はエミネムさんとかを聴いています。

今、声優業界でラップがめちゃめちゃ来ているじゃないですか。
じゃあ改めて聞こうかなって思って、ラップ系もすごい聴いているんですよ。
邦楽だとSOUL’d OUTさんとか。
彼らのラップは、長いことカラオケでの定番になっていますね。
自分の年代じゃないものも聴きますし、今流行っているものも聴きます。
好きなアプリゲームの楽曲とかも、全部聴いていますね。
あと、ガールズバンドも好きです。
Silent Sirenさんのデビュー曲を聴いた時、この人たちは来る! って思ってずっと推していたら、今や手の届かない方々になってしまって、ちょっと寂しいです。
今自分で話してて思いますけど、本当に何でも聴くな、と思いますね。
とにかく音楽自体がすごく好きです。
好きな色を教えてください
青とグレーですね。
単体でというよりも、青とグレーの組み合わせが好きなんです。
今付けている時計も青とシルバーなんですけど、これも色の組み合わせが好きだから買いました。
単体で好きな色って言われたら、赤とスカイブルーです。
服は、基本的には青とグレーと白と黒ですね。
スカイブルーのものはあまり似合わないのでほとんど買いません。
赤は普通に買いますね。
暗めの洋服が多いので、差し色として赤い小物を買うことが多いです。
最近ハマっていることはなんですか?
都内でお仕事があった時に歩いて帰ること。
楽しくやっています。
40分〜1時間くらいあるところでも歩きますね。
道はナビアプリに任せているんですけど、たまに突拍子もない道を表示することがあって。
線路のフェンスと民家の塀に挟まれたような、狭い道が案内で出てくるんですよ(笑)。
最短ルートを表示しようとするとそういうところが出てきちゃうんですよね。
前から人が来ると「あっ、引きます、すみません!」ってなっちゃいます(笑)。
いろんな場所から歩いて帰ることを続けていると、あ! またここに出た! ってなるときがあるんですよね。
そうやって脳内地図が出来ていくのが結構楽しいです。
あとは筋トレかな?
筋トレ動画を見ていると、最近科学的に否定された筋トレ法とかもいろいろ知れるんですよ。実はこれは効いていなかった! とか、ダンベルトレーニングの正しいやり方とか、そういう動画を見て、マジか〜って衝撃を受けるのが好きです(笑)。
自分の肉体改造に関する知見を深めるっていうのは結構好きですね。

これだけは誰にも負けない!ということはありますか?
考察力というか、妄想力ですね(笑)。
アニメ、映画、ドラマ、小説……ジャンルを問わず、自分が好きだ、面白いって思った作品に対してだったら、何でも考えちゃうし、何でも妄想しちゃいます。
作品の中で謎みたいなものが匂わされた瞬間に、おや? と思って、頭の中のノートに書き留めます。
こういうことを話すと、「アニメ見てて楽しい?」って言われますね(笑)。
それに対してはもちろん楽しいよ! って答えるんですけど。
基本的にものを考えることが好きなので、それを込みで、誰にも負けないかなって思います。
あと最近気がついたんですけど、これも負けないかも! っていうのが、一度読んだ漫画のネタを8〜9割拾えるようになることですね。
本当に細部になると、さすがに意識して読まないと無理なんですけど。
一度読んだ漫画は、ほぼすべてのネタを拾えるようになりますね。
周りからエピソード記憶力があるって言われたことがあるんですけど、確かにそうかもって思います。
あと、無意識にじっくり読んじゃうんですよね。
文字は必ず全部読みますし、読んでいて、あれ? ここ? って引っかかるところがあったら、戻って読み返しますし。
流れを理解するまで、読み進まないですね。

身振り手振りを交えながら笑顔で話す姿からは、仕事にもプライベートにもエネルギッシュに向き合っている姿勢がうかがえました。
最終回となる次回は、引き続き小笠原仁の内面に深く迫っていきます。
さらに本人がセレクトした写真も掲載予定。
ぜひお楽しみに!

小笠原仁(おがさわら じん)
撮影協力:豊川稲荷東京別院