先々週からお届けしてきた小笠原仁のインタビュー。最終回となる今回は、前回に引き続き本人のパーソナリティに迫りました。
700枚以上の写真の中から本人が選んだベストの1枚や、ファンの皆さんへのメッセージも必見です!
小笠原仁(おがさわら じん)


ご自分の好きなところはどこですか?
あまり凹まないところです。
もし凹んでもほとんど表に出ませんし、立ち直りが早いのでネガティブな気持ちを次の日には持ち越しません。
1回寝たら立ち直ります。
もし明日世界が滅亡するとしたら何をしますか?
うーん……声優を目指すきっかけになった作品(第1回のインタビュー参照)をやり直しますかね。
やりたいこととか食べたい物とかいろいろあるかもしれないですけど、自分の欲を満たしても「明日には何もかもなくなっちゃうしな」って思うと、やっぱりその作品を流し続けますね。
映像作品を流して、PCを何台か用意して、今までに出た作品をオートプレイで流しながら、自分は1作目をプレイします。
家族と過ごしたいっていう気持ちもありますけど、多分家族もおのおのやりたいことはきっとあるはずなので、実家でゲームをやり続けながら、滅亡のときを待ちます。

猫がかなりお好きなようですが、好きになったきっかけはありますか?
はい、もう産まれたときから好きですね(笑)。
実家でずっと猫を飼っていたんです。
僕が1歳か2歳になる頃に親戚から猫をもらってきたらしくて、物心ついてから、その子とずっと一緒に育ってきました。
ちなみにその子の名前は「ももちゃん」っていいます。
僕は一人っ子なんですけど、ももちゃんは兄弟みたいな感じでした。
だから何で好きなのかって聞かれると分からないですね……。
気がついたら好きでしたし、猫のいない生活をしたことがなかったから、猫がいないと落ち着かないくらいです。
ももちゃんと一緒に育っていくうちに、自然と「猫ってかわいいな」って思うようになったんです。
3年くらい前にももちゃんが亡くなってしまったんですけど、猫のいない生活は耐えられなかったのと、何よりももちゃんの一番そばにいた祖母が寂しくないようにって思って、知り合いのやっている動物病院に里親を探しにきていた子を引き取りました。
そして、今はその「さくらちゃん」がいます。
猫に限らず、動物だったら何でも好きです。代々木公園に行って、ドッグランをずっと眺めていることもあります。
でも一番好きな動物は、思い出も込みで猫ですね。
余談ですけど、僕の今のサインは、ももちゃんがモデルなんです。
ももちゃんの顔と、体と、ももちゃんの特徴だった鍵尻尾を描いています。
すごく人相? 猫相? が悪かったので、眉間にシワが寄ってるみたいに描いています。
サインのモデルにしてしまうくらい、ももちゃんは僕の人生にいろんな影響を与えてくれた猫でした。

いつもおしゃれなイメージです。好きなファッションについて教えてください
ありがとうございます。
でもまず、僕おしゃれじゃないんですよ(笑)。
本当に見よう見まねなので、僕には感性がないほうだと思ってます。
おしゃれでいたいなって気持ちはもちろんあるんですけどね。
好きな系統については、きれい目ファッションとストリートファッションの間が好きですね。
きれい目すぎるのも落ち着かないですし、ダボダボのストリート系もあまり似合わなくて。
どちらかと言ったらきれい目の方が似合うのかも? って思ってたどり着いたのが、いろんな系統のアイテムを混ぜこぜにするっていう今のファッションです。
シルエットできれい目とストリート系を入れたり、柄物のアイテムと無地系のアイテムを合わせてストリート系を演出したりしています。
これが一番自分にも合ってる気がしていますね。
ファッションはそこそこに、ヘアアレンジはもうずっと好きです。
これはもはや趣味なので、これから事務所のプロフィールを更新するときがあったら、趣味の欄にヘアアレンジって書きたいんですよ。
中学生の頃からずっとワックスやスプレーを集めるのも好きですし、いろんなアイロンを試すのも好きですね。
今はその日のファッションに合うヘアアレンジを考えたりするのが楽しいです!

バスケットボールがお好きとのことですが、好きになったきっかけを教えてください
バスケを始めたきっかけと、好きになったきっかけが違うんです。
始めたきっかけは、僕の運動音痴からです。
僕、本当に運動が何もできないんですよ。
走りは特段遅いです。
人前で走りたくないです。
遅いなりに、走っている姿だけは情けなくないようにしよう、って気をつけるくらいですね(笑)。
でも中学校に上がったとき、母親に
「運動嫌いだからって中学で帰宅部になってぶくぶく太ったらぶっ飛ばすからね」
って言われて「うわー! どうしよう!」って思って(笑)。
特にスポーツが何も好きじゃなかったので、部活をどうするか悩んだんですけど、当時仲のよかった友達がバスケ部に入ったので、一緒に入部して始めたのがきっかけです。
始めてみたら面白いって思えましたし、ボールを買ったり、シューズを選んだりするのも楽しくて、ハマっていきました。

好きになったきっかけは、NBAを見てからですね。
日本のバスケプレイヤーだったら大体みんなそうかなって思うんですけど、NBAを初めて見た衝撃、ダンクを初めて見た衝撃はすごかったですね。
バスケって、球技の中で一番点が入るスポーツだと思うんですよ。
殴り合うかのような点の取り合い……日本でももちろん変わらないですけど、やっぱりNBAは力強いですね。
なおかつ100点とか入る試合を見ると、もう心が揺さぶられます。
その豪快さがあまりにも印象的で、好きになったっていう感じですね。
今日撮影した写真の中から、お気に入りの1枚を選んでください!

めちゃくちゃ迷いましたが……こちらです!
最後に、これを読んでいるファンの皆さんにメッセージをお願いします!
最近僕を知ってくださった皆さん、そして以前から応援してくださっている皆さん、本当に感謝しております。
ありがとうございます!
ファンレターをいただけるようになったり、Twitterにリプライをいただけるようになったりして、とても嬉しいです!
お手紙やメッセージのひとつひとつに、感謝しながら目を通しております。
これからもっと精進して、いろんな作品に携われるようになっていければと思っています。
応援してくださっている皆さんに、少しでも還元していけるように、これからも頑張っていきますので、よろしくお願いします!

取材の中で感じたのが、ひとつひとつの好きなことへの熱量がとてつもないということ。
その熱さを原動力にして、真っ直ぐに突き進む潔さが感じられるインタビューとなりました。
それはきっと、役者としての姿勢にも表れてくるのではないでしょうか。
これからもぜひ、小笠原仁の応援をよろしくお願いします!